同性愛者は少子化の原因!?

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少子化問題が取り上げられるたびに同性愛者が原因とする声が少なからずありますが、本当に同性愛者は少子化の原因なのでしょうか?

少子化が進む本当の原因は意外な所にあり、実は高齢化問題とも密接な関係がある事が判っています。

偏見が生む誤解と少子化の真の原因について今回は書いてみたいと思います。



東京都渋谷区で2015年3月31日に同性パートナーシップ条例が可決・成立し2015年11月5日から証明書の交付が開始されました。渋谷区ほど大きく取り上げられる事はありませんでしたが、東京都世田谷区やいくつかの自治体でも同性パートナーシップ要綱が定められました。

この時に反対された方たちは、結婚は男女のためのもので子供を産んで育むための制度だとか、婚姻は両性の合意のみに基いて成立と定められており国家や人類の繁栄・存続を否定するものであり明らかな憲法違反だなどとする声がありました。

条例で結婚に相当する関係と認めることが大きな論点になったのは言うまでもありません。

しかし世間には結婚しても子供を作らない夫婦もいるし、子供が欲しくても不妊症などで授かる事ができない方々もおり、結婚が子供を産んで育むための制度だとか国家や人類の繁栄・存続を否定するという主張には違和感や偏見を覚えます。

同様に家族制度が崩壊するという声もありましたが、結婚できる年齢となったのにずっと独身でいる方や離婚された方なども同性愛者同様に家族制度を崩壊に導いているなんて声は一切聞いた事がなく、単に同性愛者への偏見の言葉でしかありません。



「日本の理想的な家庭」として有名なサザエさん一家は、磯野家とフグ田家の2世帯が同居し両親から孫まで3世代が一緒に暮らしていますが、多様化が進んだ今の時代にこのような家庭は減りつつあります。

波平さんとマスオさんが仕事に出てフネさんとサザエさんは専業主婦、古き良き時代の理想像ではあるように思えますがアニメ版の時代劇とも言えるような描写も多くあり、女性向けの世論調査では実に8割近くの方が理想的な家庭では無いと回答されているそうです。

そんなに多いの?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、そう思われたあなたはすでに少子化の一因を担っているのです。


「結婚している女性が産んだ子」と「結婚している女性人口」の比率から求められる「有配偶出生率」は1970年頃からほとんど変わっていない事が分かっていますが、結婚観や家庭に関する価値観は多様化が進み、未婚化・晩婚化・晩産化も進む事となりました。

結婚されない方が増え、若くして結婚される方も少なくなり、第一子の晩産化により第二子や第三子の出生を減少させる事となりましたが、一因ではあるものの価値観の多様化した現代社会では主たる原因とは言えません。

では主たる原因は何なのか、それは意外なものでした。



少子化の原因はズバリ高齢化と密接な繋がりがありました。それは「医療の進歩」です。

戦後70年以上が経過した今の日本は平和そのものです。高度経済成長期を経てオイルショックを経験した日本はサービス産業への移行が進み、女性の社会進出を推し進めました。それに伴い家族の在り方や価値観が大きく変化したと言われています。

その後のバブル経済により採用の増加や賃金の上昇が起き、未婚化や晩婚化を進行させ、男女の家族観や価値観が大きく変わっていきました。

急速な近代化は医療水準も飛躍的に伸ばす事となり、乳児死亡率が大幅に減少し高齢出産のリスクも低減し平均寿命も延びました。家族観や価値観の変化の1つに少ない数の子供を大事に育てるという意識の高まりがあり、結果として少子高齢化が進む事になりました。


経済対策や保育設備の充実なども大事な対策ではありますが、少子化は近代化の副作用とも言える現象です。

多様化した家族観や結婚観などの価値観を大事にしながら少子化問題を解決に導くのは容易な事では無いように感じますが、お互いの価値観を尊重し合う姿勢がより一層求められているのは間違いないと言えるでしょう。




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