パリ・ノートルダム大聖堂で火災

フランス・パリの象徴的な建物であり世界遺産でもあるノートルダム大聖堂で大規模火災が発生し大きな被害が出ました。美しいゴシック建築である建物ですが、木造の屋根が全て焼け落ち象徴的だった尖塔も崩れ落ち、約800年の歴史を誇る大聖堂はほんの数時間で無残な姿へと変わってしまいました。


Cathédrale Notre-Dame de Paris



キリストの苦難をしのぶ聖母子像(ピエタ像)



火災が発生したノートルダム大聖堂



火災が発生したノートルダム大聖堂



火災が発生したノートルダム大聖堂



幸いな事に収蔵されていた重要な文化財のほとんどは被害が拡大する前に運び出され難を逃れました。聖遺物であるいばらの冠(イエス・キリストが処刑される際に身に付けていたとされるもの)や聖ルイのチュニック(ルイ9世が身に付けていたチュニック)の他、宗教的な儀式や行事に使われるものなども多く運び出されました。

奇跡的に13世紀に作られた3つのバラ窓や巨大なパイプオルガン・石造りの双塔などは残りましたが、それでも失ったものは少なくありません。


いばらの冠



バラ窓のステンドグラス



パイプオルガン



日本にも歴史的な建物が数多く存在します。ノートルダム大聖堂と違い全体が木材で作られた建物であり同様な火災が発生した場合、被害の大きさは言うまでもありません。日頃からの管理や非常時の消火活動に対する取り組みが重要視されます。歴史的な存在を失う事は一国の損失では無く世界全体の損失でもあります。それを改めて思わされる火災だったと思います。

ノートルダム大聖堂はセーヌ川の中州であるシテ島にあります。このシテ島はパリ発祥の地と称されると共に、都市を意味する英語のCITY(シティ)の語源(古フランス語 cité)とも言われています。紀元前1世紀頃にはすでに人々が住んでいたとの文献もあり、ノートルダム大聖堂が建設されるはるか昔からの長い歴史がある場所です。歴史や文化・伝統を大事にする日本の人々にも今回の火災は多くの衝撃を与えたのではないかと思います。



1日も早いノートルダム大聖堂の再建を願ってやみません。

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