3月1日現在、亡くなられた方は約15880人、行方不明者は約2670人だそうです。
想い出したかのように、連日テレビなどで特別番組が放送されています。
そこで見えてくるものは、まだ復興には遠い現実。
都市部では計画停電も無くなり、街の灯りもだいぶ賑やかになりました。
震災前ほどでは無いにしても、だいぶ痛みを忘れたかのような灯りです。
その一方で、被災地の復興は遅々として進んでいません。
いまだに瓦礫処理も、半分すら終わっていない状況です。
震災直後は、がんばろうとか、絆とか、素敵な言葉が溢れていました。
それも今では、ほとんど見聞きしなくなりました。
東日本大震災は、1000年に一度とも言われる規模の震災です。
運悪く、福島第一原子力発電所の事故が、それに拍車をかけました。
復興までには5年、10年と時間がかかるのは仕方の無い事だと思います。
ただ、とても残念に思うのは、助け合いの心がほとんど感じられない事です。
瓦礫処理を受け入れられないなら、他に自治体は何か協力できないのか。
お金や物資の支援、ボランティアの他に何かできる事はないのか。
そういう事を考え、実施している自治体や人はどれだけいるでしょうか?
政府や政治家の方針に異議を唱えるのも良いでしょう。
自治体や東京電力の対応を非難するのも良いでしょう。
ただ、異議を唱え非難するだけでは、何も生まれないし進みません。
良い意味での妥協や提案が、もう必要な時期だと思います。
いま一度、2年前の事を想い出してみてください。
人は忘れる事で、生きていけるのかも知れません。
ただ、過去の苦い経験から得た教訓だけは忘れてはいけません。
○被災地から生まれた希望の歌「あすという日が」
○猪苗代湖ズ – I love you & I need you Fukushima (I love you & I need you ふくしま)