いろいろあって更新ができなかったのですが、言い訳(?)に終始する事になりそうなので何も言いません!(笑)
新型コロナウィルス感染症が2023年5月8日より感染症法上の分類が2類から5類へと引き下げられました。季節性インフルエンザと同等になった訳ですが、ウィルスが消滅した訳でも脅威が去った訳でもありません。
社会経済活動の活性化には喜ばしい話ではありますが、気を抜けばいつでも誰でも感染するリスクは残ったままとなりました。
個人的には昨年2022年の2月と11月の2回感染しましたが、特に2回目の感染はいわゆるコロナ後遺症と呼ばれる症状が発現し大変苦しい思いをしました。今回はその時の体験を書き留めておこうと思います。
11月に2回目の新型コロナウィルス感染が発覚したのですが、発熱は全く無く、喉がやたら痛くて病院の発熱外来を受診して感染が確定しました。酷い風邪やインフルエンザの時のように唾も飲み込めない程の痛みと言うよりは喉に何かがへばりついているような感覚でした。
解熱鎮痛剤(カロナール錠)・咳止め(デキストロメトルファン臭化水素酸塩錠)・去痰薬(カルボシステイン錠)・抗アレルギー薬(ベポタスチンベシル酸塩OD錠)を約2週間服用して症状は一旦治まりましたが、約2か月後にコロナ後遺症は突然訪れます。
まず酷い頭痛から始まり解熱鎮痛剤(カロナール錠)で様子を見ていたのですが、数日後の朝に異変が起きました。いわゆる倦怠感という症状で、言葉の通り疲れやダルさのような症状を思い浮かべる方が圧倒的に多いと思いますが、実際は何かに圧し潰されるような圧迫感を感じ、目が覚めても1人で起き上がる事すらできませんでした。
このまま寝たきり生活になるのか!?と思ったほど酷いもので、上から何かに圧し潰されるような圧迫感と下から強力な磁石か何かで引っ張られるような息苦しさを感じ、スマートフォンすらまともに持てなかったため、初めて音声のみでスマートフォンを操作して勤務先の上司に電話を掛け報告をしました。
昼過ぎにやっと這い蹲って移動できるようになり、解熱鎮痛剤を服用してからかかりつけ医にうつ伏せ状態で状況報告をしたのですが、その日は30分と起きていられない状態だったため通院は諦めて1日目が終了となります。
翌日には何とかふら付きながら起き上がれるようになったので仕事は休み朝一で病院へ行き、葛根湯(1日3回)と十全大補湯(寝る前)を処方されたので服用して療養生活に入りました。勤務先にも報告を入れて1週間仕事を休む事になります。
その後は順調に回復に向かい仕事にも復帰したのですが、2月の中旬頃に倦怠感の症状が再発しました。
最初は1週間の療養生活から始まり、2回目は4日で済み、また1カ月から1カ月半後に再発して2・3日休むを繰り返す事になり、悲惨な2023年の幕開けでした。
5月中旬に症状が再発してから今日までは再発しておらず、十全大補湯の服用を4月に止め葛根湯の服用も5月いっぱいで止めています。
頭痛の症状も倦怠感の症状もエビデンス的には発症から約半年で一旦治まる人が多いと報告されてはいるものの、正直な所は新型コロナウィルスも含めて詳細は分からないとかかりつけ医の先生は仰っていました。
ここであえて言いたい。
コロナ後遺症の倦怠感は疲れやダルさとは違います。
体の上から圧迫感され、体の下から引っ張られるような息苦しさが同時に起きるような感じで、簡単に言ってしまえば経験した事の無いツラさを味わう事になります。
お年寄りや子供だったら回復まで長期化するのも納得だし、テレビで観ていた起き上がれないというのも実際に体験して初めて分かりました。
倦怠感の言葉通りの症状しか出ない方もいらっしゃると思うので一括りに倦怠感で済まされているのかも知れませんが、初めて経験した事なので言葉で上手く説明できないのが悔しい所です。
新型コロナウィルスはワクチンと対症療法薬しか存在せず、肝心の治療薬がまだできていません。
ウィルス自体が弱毒化していくか1日でも早く治療薬が開発されて、本当の意味で日常が戻って来ることを願うばかりです。