七夕と乞巧奠

7月7日は七夕です。



旧暦の行事なので本来なら今年の8月13日がその日に当たります。

織姫と彦星が年に1度しか会えない日。それ故に恋人同士で盛り上がる人たちがとても多い日でもあります。でもね、実は織姫と彦星は夫婦なんです。別居(単身赴任)の夫婦が年に一度会う日な訳です。



織女は手芸にすぐれ機織が巧みな娘だったそうです。

その昔、織女(織姫)が牽牛(彦星)を婿として迎えたそうです。しかし、それからの織女は手芸をおろそかにし、機織も怠けだすありさま。天帝(てんてい)はその怠慢をとても怒り、2人を銀河の対岸に別居させました。そして年に一度7月7日の夕べにのみ遭う事を許したそうな・・・。

それが世に言う七夕伝説の始まりとされています。



古来中国では牽牛と織女のニ星を祀った宮中行事がありました。技芸の上達を祈る乞巧奠という行事です。それを初めて行なったのが楊貴妃と玄宗皇帝だったそうで、後に日本にも伝わり宮中行事から庶民に伝わったとされています。

また、七夕に降る雨を洒涙雨(さいるいう)といいます。この雨は織姫と彦星が流す涙だと伝えられています。そう思うとうっとうしい雨も何だか少しロマンチックに思えるかもね!

まだまだ雨の日が続いて暑い日が続きます。みなさんも体に気をつけて楽しい毎日を送ってください!


そしてみんなの願いが星に届きますように・・・。



○やなせなな – 七夕
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